チームは大きくわけて3つのグループから構成されています。攻撃担当のオフェンス、守備担当のディフェンス、キックオフやパントなどの特別な任務を担うスペシャルチーム。各ポジションによって役割が異なり、チーム全員がそれぞれのポジションのスペシャリストといえます。

 
アメリカンフットボールの背番号は1から99まで自由に使えるけれど、攻撃チームだけはポジションによって使える番号が制限されている。
       
  クォーターバック(QB)とランニングバック(RB)、およびワイドレシーバー(WR)は1から49。  
  センター(C)、ガード(G)、タックル(T)は50から79。  
  エンド(E)は80から99  
       
このうちセンター1名、ガード2名、タックル2名の合計5名はフォワードパスをレシーブする資格がない。つまり、50から79番の選手はブロック専門、というわけだ。それ以外の6人は戦術に応じてパスをするパッサーや、レシーバー、ブロッカーとして臨機応変に動く。背番号を自由に使える他の競技からみればなんだか堅苦しいように見えるけれど、それも見方を変えれば、専門技術を備えた選手はその背番号しか使えないことを意味する、スペシャリストの象徴。背番号にはスペシャリストとしての誇りが表明されているわけだ。ディフェンスチームにはこういった規制はいっさいない。

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